食後眠くなる方！血糖値スパイクを起こしているかも⁈

こんにちは！

今日は食後の眠気についてです。

食後に眠くなると困りますよね。
特に昼食後眠くなってしまうと仕事がはかどらないどころか、
瞼を開けているのが必至！という方も多いのではないでしょうか。

食後に眠たくなる理由を見ていきましょう。

食後に眠たくなるわけ

食後に眠たくなる原因は
食後短時間に血糖値が上昇する
血糖値スパイク（食後高血糖）を引き起こしていることが考えられます。

正常に血糖値が上昇している人は
食後1～2時間程度で140㎎/dLになります。
食後1～2時間の血糖値が140㎎/dLを超えると
血糖値スパイクを起こしている状態です。

血糖値スパイクが続くと血管にダメージを与え、
心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血の危険性もあります。

糖尿病予備軍や糖尿病になる前に
改善する必要があります。

食後眠くならない（血糖値スパイクを起こさない）ようにするためには
血糖値をゆるやかに上昇（140㎎/dL未満）させ、緩やかに下降することが大切です。

血糖値スパイクを起こしている方は
健康診断で計る、空腹時の血糖は正常（70-109㎎/dL)であることが多いです。
空腹時血糖が高い場合は再検査で食後高血糖になっていないかなどの検査が行われます。
ですので健康診断などでは、空腹時血糖を見るため、
血糖値スパイクを起こしているかどうを
発見することは難しくなります。

朝食が昼食の眠気軽減になる！

朝食を摂ることで昼食の血糖値の上昇を緩やかにします。
さらに夕食の血糖値の上昇も緩やかにします。
これをセカンドミール効果といいます。

例え朝・昼・夜の3回分の食事の量を昼・夜の2回で
分けて食べたとしましょう。
1日の糖質量、エネルギー量は同じになりますが、
昼・夜の2食しか食べていない方が血糖値は上昇します。
朝に食事を摂ることが肝になるわけです。
しかし朝ごはんの内容も
気を付けなくては血糖値スパイクを起こしてしまいます。

NGな食事としては
おにぎりや菓子パンだけの食事は
血糖値を高めてしまいます。

つぎはどんな朝食がよいのか見ていきましょう。

血糖値スパイクを予防する朝食

血糖値スパイクを防ぐためのコツは
炭水化物のみの単品にならないことです。

炭水化物+たんぱく質+食物繊維が多いもの　を組み合わせることです。

■ご自宅で朝食を食べる方
ごはん+味噌汁（野菜たっぷり）+納豆or玉子焼きor焼き魚など
食パン+スープ（野菜たっぷり）+卵料理など（+生フルーツなど）

■コンビニなどで購入される方
おにぎり（鮭、たらこ、明太子、しらす、鶏そぼろなど肉類、昆布、わかめなど）+カップみそ汁
サンドイッチ（卵、ツナ）+カップスープ+ヨーグルトor生フルーツ

朝、お腹が空いておらず食べられないという方は
味噌汁やスープからはじめてみるのがおすすめです。

血糖値スパイク対策におすすめな食生活

①ゆっくり良く噛んで食べる（朝食なら15分程度かけること）
②食べる順番は野菜→たんぱく質→炭水化物の順
③朝食を食べる

②の食べる順番はばっかり食べをしてしまうと、
ごはんを食べるおかずがなくなってしまいます。
野菜とたんぱく質類を1/3～2/3程度食べてからごはんに進むのがおすすめです。

健康診断では血糖値スパイクを起こしているかわからない

健康診断で糖尿病の疑いがある場合、
再検査で血糖値スパイクが起きているかの検査をします。
通常の健康診断では空腹時の血糖値や
血液検査からHbA1ｃ（1～2か月前の血糖)の値など見て
糖尿病の疑いがあるかを調べます。

糖尿病の疑いがある方に再検査が行われ、
ブドウ糖負荷試験を行います。

ブドウ糖負荷試験ではブドウ糖の量が75ｇを飲み、
一定の間隔で血液検査を行い、血糖値を一定に保つことができるか検査します。

血糖値スパイクを起こしている場合、
ブドウ糖負荷試験をすることで血糖値スパイクを起こしているかがわかります。
ということは…
健康診断では血糖値スパイクを起こしているかどうかは
調べることができないのです。

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